年収1000万円オヤジの告白

年収1000万円オヤジの告白

先日こんな質問をいただきました。
「岡村さんはサラリーマンしながら、何でまたこんなこと=副業でコンサルタントしてるの?」

そうですね。そういう質問の背景に透けて見えたのが、仕事は大変なこととか、辛いこと、といった価値観。そういう価値観って子供の頃に植えつけられることが多いんですよね。だから、子供達にはそんな価値観持って欲しくないなというのが、僕の一つの動機なのですが、オヤジの告白という形で連休最終日の夕方。カフェで一人自分と向き合う時間を過ごしながら、僕の思いを書き出してみましたので、お付き合いいただけると幸いです。

子供の頃の貧乏体験

物心ついた頃には、自営業だった我が家は経済的には厳しいんだなと思っていたから、将来は金持ちになりたいな、貧乏は嫌だな、というのが、心の奥底の根っこの部分にあったんだなと感じてます。

金持ちになる=勉強して「いい学校」に行って、「いい会社」に就職する、という30年前の1980年代には「当たり前」だった価値観です。

高校は地元の進学校に進んだけど、実家が貧乏だから、、、ということを理由にして、塾や予備校に通って勉強する努力を結果的に放棄し、浪人して東京の行きたい大学に挑戦することもなく、現役で地元の「そこそこの大学」に行って、仮面浪人している同級生をバカにしながら、かと言って勉強して自分を磨くこともせず、いまにして思えばくだらない”自由”を謳歌した結果、バブルが崩壊した就職氷河期に数十社にお断りされ続けた結果、当時は誰も「名も知らぬ会社」に就職した自分。

負けたくない!の思いだけ

学生時代の彼女は短大出て、親のコネで就職したエネルギー関連企業に就職してたけど、初任給の明細見せたら「安っ!」と一言。自分の価値を否定された気がした思い出。

その新卒で就職した会社ではとにかく我武者羅に働いた。残業とか厭うことなく文字通り24時間働きづめ。会社のみんなとカラオケに行けば、福山雅治の『HELLO』を選んでは「誰にも負けたくない~」と絶叫する日々。不思議なことに同期や同僚に勝ちたいと思ったことは一度もないけど、とにかく負けたくはないと思っていた。何に負けたくないと思っていたのか?それは自分自身。

その仕事ぶりは評価されて出世したし、当時の同期の中では給料も良かった。それでも確か30歳時点で年収420万円くらい。地方企業の現実。なんというか、「世間と比べて」負けた気しかしなかった。だから給料を増やすにはどうしたらいいか考え始めた。

わかりやすいのが年収1000万円という答え。年収1000万円はビジネスマンのステータスシンボルだと疑わなかった。そして、今更ではあるけど、その会社にいても年収1000万円は叶わないなとわかった。

実家の両親の老後のことも長男として考えないといけないこともある。付き合って長い彼女との将来のこともある。お金は必要だ。だから給料の良い会社に転職しようと思った。

そして年収は増えたけど。。。

そして採用面接。当時の面接官に「うちは残業多いけど大丈夫かい?」と聞かれたのに対して「残業することは全く厭いません。」と答えた自分がいた。そう答えないと採用されないと思ったし、実際残業することに何の疑問も持たなかった。

それから結婚もしたし、息子も二人生まれたし、オヤジとして稼ぐのが務めだと思っていたから我武者羅に長時間働いた。深夜残業しすぎて朝の5時過ぎに退社した時なんかは、勤怠システムに27時までしか入力できなかったんで、人事部に連絡したら、29時退社と入力できるように「改善」されてて笑ったことも懐かしい。その後何回も29時退社と勤怠表に入力したし、月の残業は140時間とか当たり前で、土日も仕事したり、家族と向き合う時間なんてなかったダメダメオヤジでした。

でも出世はしていった。係長から課長になり次長になり、年収1000万円になった。都内に一戸建ての自宅を持ち(数千万円の住宅ローンを抱え!)、親子4人で暮らす。絵に描いたような幸福なジャパニーズビジネスマン!

だと思いますか?

心が満たされたことなんか一時もなかった。ただ我武者羅にひたすら目の前のカゴを回し続けるモルモットみたいだなと思ってました。

キャッチボール事件

そんな時に起こった「キャッチボール事件」が僕の人生を変えます。

当時小1の息子と休日にたまたまキャッチボールして目の当たりにしたのは、ボールを投げれば”女の子投げ”であちこち暴投するわ、5メートルも届かないし、ボールを受け取ることもできない、そんな息子の姿です。

頭をガーンと殴られたような衝撃を今でも覚えてます。俺は一体なんのために生きてきたんだ?俺は家族のためにと一生懸命働いて稼いできたはずだけど、その結果がキャッチボールもまともにできない息子の姿なのか?俺の親父は確かに自営業で貧乏だったけど、毎日夕方キャッチボールしてくれた。お金では買えない大切なことを残してくれたことに気づくと共に、俺は何をしているんだ???そんな問いが頭の中をグルグル回るわけです。

ちょうどアップルのスティーブ・ジョブズ氏が亡くなった頃でしたが、彼のスタンフォード大学での卒業スピーチに心を鷲掴みにされます。

「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定のことを私は本当にやりたいだろうか?」。それに対する答えが“NO”の日が幾日も続くと、そろそろ何かを変える必要があるなと、そう悟るわけです。

僕の答えは”NO”

この言葉をプリントアウトして洗面所に貼り、毎朝の洗顔時に自分に問いかけるようにしました。

今日が最後の日なら 

そしたら、もうびっくりするほど、NO,NO,NO,,,,,,,,NO!

来る日も来る日も答えはNOだということははっきりしているのに、でも、何をしていいのか、何をしたいのか、さっぱりわからないのです。自分のやりたいことなんて考えたことがなかったから。いや、考えたことはあったかもしれないけど、それはできないと諦めてきたから。ひたすら周りの期待に応えることや、周りの価値観に従うことしかやってこなかったから。ひたすら他人軸の人生を生きることしかしてなく、自分軸で生きてないことだけはわかった。自分に頼れないから仕事に依存していた仕事依存症だったのです。

人との出会いで人生が変わる

それから人と出会ったことで運命の歯車が変わっていきました。もちろん良い方に。

大前研一氏の言葉で人生を変えるには、時間の過ごし方、付き合う人、住む場所を変える、とあります。会社の人間以外の人と付き合うことでこれまでにない視点を得ることができました。自分と向き合い、自分の過去から価値観を掘り起こし、何をやるかではなく、なぜやるのか?ということにとことん向き合ったのです。

そうして、自分は子供時代に将来やりたいことをできない理由を見つけてきて諦めたけど、そうではなく、やりたいと思ったことはやればいい、それをオヤジが生き様で子供達に伝えていけるような社会にできたら素晴らしいな!と思っていることに気づかされたのです。

だから、まず自分がそんなオヤジになろうと思った。

サラリーマンだけでなく、副業で個人起業して、これまでのサラリーマンで培った経験を生かした業務効率化・タイムマネジメントのコンサルタントとしても活動するハイブリッドな生き方を自ら実践してみようと思った。

勇気を出して会社に交渉して副業を認めてもらった。勇気を出して初めてのセミナーを開催してみた。勇気を出して友人に業務効率化コンサルティングを提案してみた。その結果、その人の人生が今までより一歩でも前進するお手伝いができることの喜びを知ることができました。そして今、おかげさまで多くのクライアントさんとご一緒させていただくことができるようになり、クライアントさんと一緒に成長していけることで、大げさだと思うかもしれませんが、生きることの喜びとか、貢献感を感じることができ、人生で初めて仕事を通じた幸せを感じることができるようになりました。

カッコイイオヤジになろう!

10年前の自分のように毎日残業だらけで人生の展望も何もないけど必死に頑張っているビジネスマンが、そんな仕事メタボ状態から脱出して、自分のビジョンを実現するために生きていく。例えサラリーマンであっても、自分の人生でやりたいことを諦めずに、副業やボランティアやコミュニティ活動でハイブリッドな生き方をして行く、そしてその生き様を見せることで仕事は楽しいと感じてもらいたいし、家庭で夢の実現のために何をやれば良いのか親子で話すことができる、そんな仕事人としても家庭人としてもカッコイイオヤジとして、自分の人生をタイムマネジメントできるようになってもらうのが僕の使命だなと改めて感じてます。

そのための情報発信、もっとやっていきます!
そんな姿、もっともっと見せて行きます!
あなたも是非一緒にカッコイイオヤジになりましょう!

ちなみに、キャッチボールできなかったあの息子は今小5。少年野球部で守備の要として活躍してます。週末グランドでキャッチボールしててミットに受ける球の速さに成長を感じる日々です。彼の夢はソフトバンクホークスの柳田選手のように子供達に夢を見せることができるようなプロ野球選手だそうです。


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