NOT TO DOリストではダメ。やめたい事はやるべき行動に変換しよう!
仕事を効率的にやり遂げるために必要なのがTO DOリスト。社会人の当たり前ですね。
そして最近は、NOT TO DOリスト、もしくはDON'Tリストを作って、「やらないこと」「やめること」を決めているヒトも多いと思います。
より多くのことをこなそうとするのではなく、やめることから始めるのは業務効率化だけでなく、ダイエットや人生のスリム化においても一番大切なことです。
ただし、やらない!と決めて、やらずに済むなら人間は煩悩に悩まされることもない訳です。
自分の意思の弱さに嫌になることって多くないですか?
僕もNOT TO DOリスト作りました。5年前の手帳にはこう書いてました。
” カロリーのある飲料は飲まない、長時間働かない、文句言わない、、、”
結果、
達成できたいるものもあれば、出来なかったこともありましたが、あることをしてから達成することがとても楽になりました。
その話を今日はしますね。
脳の働きに注目してみる
やる!とかやらない!という意思は突き詰めると脳の働きですから、脳について少し学んでみたところ、これが面白んですよ。3つのポイントを紹介します。
1.脳には主語が理解出来ない
脳は、自分に向けた言葉と他人に向けた言葉の違いが分からない、のです。
例えば、他人に汚い言葉やネガティブな言葉を使うと、脳は自分に向けられた言葉だと受け取ってしまうらしいですね。
逆に、他人をほめると自分がほめられたと受け取るのが脳の仕様。
ポイント1は、普段からいい言葉を使うことが自分の気持ちをよくするために大切です。
2.脳には否定形が理解出来ない
脳は、言葉そのものを受け取ってしまうので、「~したくない」「~するな」といった表現を理解できない、のです。
例えば、「失敗したくない」と考えると、「失敗」という言葉に脳がフォーカスしてしまい、「不幸になりたくない」と考えると、「不幸」という言葉に脳がフォーカスしてしまうということです。
これはつまり自分だけでなく、他人に対して発した言葉も同じ働きをするということです。
「飲み物をこぼさないで!」という躾や、「ボールを落とすな!」といった指導だと、
言葉を受け取った相手は「こぼす」とか「落とす」ことに意識がフォーカスされてしまうということになります。
あのマザーテレサもこのことがわかっていたんですかね「反戦運動などには参加しません。ですが、平和活動には喜んで参加します。」この言葉を反戦活動家には伝えてあげたいですね(^^)
ポイント2は、「失敗」ではなく「成功」に、「不幸」ではなく「幸せ」と、なりたい・ありたい言葉を選ぶ事が大切です。
3.脳には時制がわからない
脳は、過去・現在・未来の違いがわからない、のです。
つまり、将来こうなりたい、ではなく、既にこうなっている、と考える事が大切。
よくありがちな「幸せになりたい」と願うことは、「なりたい」気持ちにフォーカスしてしまうので、「なる」ことが出来ない。
だから、「幸せだ」と感じることが、幸せであるための一番大切な方法なのだと。
幸せはなるものではなく感じるもの。蓋し名言。
「やらないこと」を「やるべき行動」に変換する
特に着目してもらいたいのが2番目の脳には否定形が理解出来ないです。
NOT TO DOリストを作ってそれを読み込んでも、脳はそのことを意識するどころか、やりたくないことだけが益々刷り込まれてしまう訳です。
長時間働かないぞー!と誓うのは、長時間働くことを脳に植え付けていたとはオーマイガー!
ではどうするか、
やらないことをやるべき行動に変換すればいいんです。
こんな感じで。
カロリーのある飲料は飲まない
→飲むのは水・炭酸水・コーヒー(ブラック)の三択
長時間働かない
→18時半に退社する
文句言わない
→まず感謝の言葉を使う。
そうしてタスク化できるものはスケジュールに入れてしまう訳です。
そしたら、
達成できるものが増えてきました!
やはり行動に移す仕組みにすることが大切ですねー
アファメーションしてみる
スケジュールに落とせないものは、自分の行動の指針となるものですから、手帳に書いたり、壁に貼っておいて、折に触れて目を通して意識付け=アファメーションが大切です。でないと人間忘れてしまいますからね。
アファメーションをスケジュール化してしまうのが一番です。朝イチの儀式にしてしまいましょう。
アファメーション(affirmation)とは肯定的な断言をする事。個人的な「誓約」をする事。
具体的には「~したい」「こうなれば良いな…」という願望を「~なっている。」と断定して繰り返し唱える事で、潜在意識に働きかけ、変化や成長が遠くの未来にあるものではなく「今・ここにあるのだ」という現実を作り出す事と言われている。
そして、このアファメーションというメソッドは脳の働きで述べた3.脳には時制がわからないことを活用するのが大事なんで、断定の表現にしましょう。
人は言葉によって定義されるのだから、自分が幸せな状態だということを自分に定義しちゃいましょうか。あのデール・カーネーギーも言ってます。
"忘れてはいけない。
幸せはあなたが何者であるか、 あるいは、何を持っているかによって決まるのではない。
何を考えるかによって決まるのだ。”
ところでこのアファメーションを毎日何回ともなく実行できるメソッドがあるんですが、ご存知でしょうか?
それがパスワード入力をアファメーションとして使うメソッドです。
パスワードで人生変えた人もいる
「パスワード」が変えてくれた僕の人生という記事がネット上でも話題だったんで、ご存知の方も多いでしょう。
そんなある日、オフィスに通勤してパソコンを起動すると、こんなメッセージが表示された。 「パスワードの期限が切れました。パスワードを変更してください」 ああ、面倒くさい! おまけに会社のパスワードシステムは規則がいっぱいあって、大文字・小文字・記号・数字をそれぞれひとつは入れなきゃいけない。おまけに8文字以上必須。しかも過去3か月に使ったパスワードは再利用禁止ときている・・・と、その瞬間、以前の上司から聞いた話を思い出した。彼はToDoリストを混ぜ合わせて、パスワードをつくると言っていた。僕もそうしよう! その時から、僕はパスワードで人生を変えることにトライし始めた。<span style="color: #ff0000;">パスワードをToDoじゃなくて、人生の指針にする</span>ことにしたのだ。最初のパスワードは、これになった。 Forgive@h3r(彼女を許せ)
このお話そのものがアファメーションのチカラを感じずにいられませんが、無意識かつ確実にアファメーションを行えるのがこのメソッドの素晴らしいところです。
会社員の皆さん、ちょっと想像してみてください。
出社してPC立ち上げて入力、ちょっと席立って戻ってくると入力、昼休み帰ってきたらまた入力、一体1日に何回パスワード入力してるんでしょうか?
セキュリティで必要だからという「やらされているから」煩わしいパスワード入力の時間がアファメーションする有意義な時間になるなんて素晴らしいと思いませんか?
僕も20年の会社員生活で使っていたパスワードは恥ずかしながら "aaaaaaa"とか"39391515"みたいな無味乾燥な文字列で、いかに面倒なく入力するか、という視点でしかパスワードに感情を抱いたことはありませんでした。
この話を聞いてすぐに会社のPCのパスワードを変更しました。
カロリーのある飲料は飲まない
→飲むのは水・炭酸水・コーヒー(ブラック)の三択
→water carbonatedwater coffee
長時間働かない
→18時半に退社する
→1830 leave the office
文句言わない
→まず感謝の言葉を使う。
→you give thanks
1ヶ月とか定期的に変更しなくちゃいけないんで、リストがいくつあっても散漫になることなく、その間はその目標を刷り込み続けられるのがいいですね。
そして、期限がきたら、リストを順番に回していく、と。
パスワードは英数記号といった制約があるんで、僕は英語の勉強がてら英語にしてましたが、ローマ字表記でもいいと思います。要は自分がわかることが大切ですから。
他にも、仕事が立て込んでて気持ちに余裕がなくなりそうになった時には
"iamh@ppy" アイアムハッピー とか、使ってました(笑)
早速パスワード変えてみることを全力でオススメします!
今日のまとめ
- やめることを決めるのは大切だけど、NOT TO DOリストを作ってもなかなか実現しない
- 脳の働きに注目してみる
- 「やらないこと」を「やるべき行動」に変換する
- 行動に落とせない人生の指針はアファメーションしてみる
- パスワードをアファメーションとするメソッドで、パスワードを人生の指針にしてみる
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